浴衣でお出かけするときのポイント

夏も盛りの頃になると、お祭や花火大会など、友達や恋人と一緒に浴衣で出かけたくなるイベントがたくさんあります。
浴衣は高級百貨店からファストファッションのお店まで様々な所で取り扱っていますが、通販サイトだとゆっくり自宅で選べるのでおすすめです。
もちろんサイズが合わなかった場合は交換できますので、安心して購入することができます。

浴衣を選んだら、次はお出かけするときのポイントを抑えましょう。
浴衣は普通の洋服とは違うので、事前にヘアメイクを含めて着付けの練習することをおすすめします。

勝負は着付けの前から始まっている!

浴衣を美しく着こなすためには、まずは着付けの前から気をつけたいことがあります。
メイクやヘアアレンジは浴衣を着る前に済ませてしまいましょう。
意外に忘れがちになってしまうのがかかとのケアです。
浴衣を着る時には下駄や草履を履くので、当日慌てないように1週間くらい前から余裕を持ってかかとケアをしておくと安心です。

浴衣のヘアアレンジは、ロングヘアの人は思いきってうなじを出すアレンジをしましょう。
衿の間からちらりと覗くうなじは大人の女性の落ち着いた色気を醸します。
セミロングやショートヘアの人は、髪の毛先を内側へ巻き、頭全体を丸いシルエットに仕上げるとバランスが良くなります。
また、ねじってピンで留めたり編みこみにして大きめの髪飾りを付けるだけでもぐっと華やかになります。

浴衣を着る際のメイクは、薄めのナチュラルメイクを心掛けます。
浴衣を着ているだけで大人びた印象になるため、濃いメイクは老けて見えることがあります。
アクセサリーは身につけず、腕時計も時間が気になる人以外はしないほうが良いでしょう。

気をつけておきたい鼻緒ずれ

浴衣に合わせて足元は下駄や草履を履く人が多いと思います。
その際に一番困るのが鼻緒ずれです。
歩くたびに擦れて痛いとせっかくのお祭や花火も楽しめなくなってしまいます。

昔は履物屋さんで自分に合う履物を作ってもらっていたため、鼻緒ずれで足が痛くなることは少なかったと言われています。
下駄や草履を購入する時に、できるだけ鼻緒の幅が広めのもので、ふっくらとしてやわらかい物を選ぶと痛くなりにくいです。
新品の鼻緒は固いため、購入後によく揉んでやわらかくし、心配な場合は事前に何度か履いて慣らしておきましょう。

あらかじめ鼻緒のすべりが良くなるように石鹸やろうそくの蝋を塗っておく方法もあります。
しかし万全に準備をしていても、鼻緒ずれが起きてしまうことはあります。
その場合に備え、持ち物の中に絆創膏をいくつか入れておくと安心ですね。

浴衣で歩く時の注意

浴衣は私たちが普段着ている洋服とは異なるため、立つ・座る・歩くなど何気ない仕草をする際にも下品に見えないように注意が必要です。
歩く際には大股になったり大きく手を振り過ぎないように気をつけましょう。
歩幅は着物の裾周りに合わせ、内股気味に歩きます。
手はだらりと垂らさずに、軽くひじを曲げて少しだけ裾の中に引っ込めると上品です。

階段を上り下りする際には、裾を踏まないよう右手で軽く持ち上げてから踏み出すと歩きやすいですが、持ち上げすぎるとはしたないと思われてしまうので注意が必要です。
椅子に座る時には帯が崩れてしまわないよう、後ろに寄りかからないようにして座りましょう。