みんな何にお金をかけているのか

体験型消費にお金をかけている

「宵越しの金は持たない」というのは江戸っ子の金ばなれの良さを表す言葉として有名ですが、働く女性の場合はどんなことにお金を掛けているのでしょうか。
使わないお金は全て貯蓄に回すという女性も数多くいますが、せっかく自分で稼いだお金なのですから、何か自分のために使いたいと言う人も多いはずです。

全国7万人の女性を対象に行われたアンケートでは、余ったお金は「自分のお小遣い」として使っている人の14,119円と言う金額が最も多く、次いで「旅費・レジャーに使う」が10,911円、「外食」が10,724円と続いています。
お金を何に使うかというのは、各自のストレスの度合いによってもかなり違ってきます。
ストレスの少ない女性の方がお金を自分の小遣いとして多く使う傾向にあり、逆にストレスの多い女性では医療費部門の出費が多くなっています。

また、以前のようにブランドものに多額のお金をかける女性は全般的に少なくなってきており、最近では「自分が癒される体験型の消費にお金と時間をかけたい」と考えている女性が増えてきていることがアンケートの結果から明らかになりました。

自分が癒されることにお金をかけたい

働く女性の多くは、毎月生活していくのに必要な出費以上の金額をお給料として稼いでいます。
ところが、好きではない仕事をしているとそれなりにお金は稼げてもストレスはどんどん溜まっていく一方というのが現実です。
このため、ストレスを解消するためにも自分が癒されることにお金をかける女性がどんどん増えていっているのです。

中には、嫌な仕事を無理矢理しなければならない→ストレスがたまる→ストレスを解消するためにお金をかける→お金が必要なのでまた嫌な仕事をするという悪循環に陥っている人もいます。
そのため、働く女性の中にはストレスを減らすために思い切って収入減になる仕事に転向する人もいます。
収入が減る代わりにストレスも軽減されるため、自分が癒されることにお金をかけたいと言う衝動がなくなり、大きな出費が減らせたという人も少なくありません。

特に仕事が激務で、会社の飲み会が週に3回以上あるような生活を続けていると、何のために仕事をしているのかが分からなくなってしまうことがしばしばあります。
ストレスの多い環境仕事を続けていくと、コンビニで無駄遣いをしたり家で飲むアルコールの量が増えたりと体と精神に負担がかかってしまいます。

ストレスが溜まっている、自分は悪循環にはまっていると自覚したら、一度自分の生活を根本から省みることも大切でしょう。
収入は少なくても、ストレスの少ない職場に変わるだけでも悪循環を断ち切ることは可能です。