夏バテ予防は食事から!

自律神経の乱れで起こる夏バテ

夏になると暑さもあって、体がだるくなるという経験をした方も多いことでしょう。
夏バテと呼ばれる症状ですが、「食欲がなくなる」「なかなか寝付けない」などが起こってしまいがちです。

人間の体は自律神経の働きによって、うまくコントロールされています。
暑さを感じると発汗によって熱を外に出し、体温を一定に保ちます。
エアコンが効いている快適な空間から屋外に出るなど、温度差が違う場所への移動を繰り返すことによって、自律神経の働きが大きく乱れてしまいます。

自律神経の乱れが夏バテの大きな原因となるので、乱れを起こさないような生活を送ることが大切です。
また健康に欠かせないビタミンやミネラルなど、必要な栄養を満遍なく摂取することも欠かせません。

規則正しい生活が基本

夏バテを起こす大きな原因は、不規則な生活だと言われています。
自律神経が乱れないようにするためには、何よりも規則正しい生活を送ることが重要です。

毎日仕事をしている方は、休日は遅くまで眠っていたいと思うことでしょう。
規則正しい生活を送るためには、休日も仕事がある日と同じ時間帯に起きることが大切です。
洗顔や食事をした上で、ゆっくりと体を休めるといいでしょう。

また運動不足になると、自律神経が乱れてしまいます。
そのためできるだけ歩く機会を積極的に作り、休日には軽くウォーキングをすることをお勧めします。
さらに夜は早めに寝るように努め、寝不足にならないようにしましょう。

体の冷えに気を付けることも大事

自律神経を乱してしまう原因として、体の冷えも挙げられます。
体を冷やしすぎてしまうと、血行も悪くなって疲労などを感じやすくなります。

エアコンが効きすぎているオフィスで働く場合には、体を冷やさないように工夫をすることが大切です。
ひざ掛けや上着を用意し、体が冷えないようにしましょう。

また冷たい飲み物を飲みすぎると、胃腸に大きな負担をかけてしまいます。
体も冷えてしまうため、冷たい飲み物をあまり多く飲まないことも大切です。

暑い時には体を少し冷やすために冷たい飲み物を飲んでもいいですが、飲みすぎには気をつけましょう。
常温の飲み物を積極的に選ぶようにすれば、体の冷やしすぎを予防できます。

栄養補給は積極的に行う

夏の暑い時期は食欲が減退しやすく、栄養不足になってしまうこともあります。
元気に過ごすためには、満遍なく栄養を摂取することが大切です。

汗をかくとミネラルが失われてしまうので、ミネラルもしっかりと補給するようにしましょう。
ご飯中心の生活を心がけ、ビタミンとミネラルを補給するために野菜や海藻類は積極的に食べることをお勧めします。
また良質のたんぱく質を摂取するために、肉や魚も毎日食べることが大切です。