退職したいと思ったら

辞めたい

現在の職場に何らかの不満があり、転職を考えている人は多くいるかと思います。

しかし「嫌だ」、「不満だ」という感情にまかせて退職してしまい、後悔するケースもあります。退職したいという気持ちが止められなくなってしまう前に、一度立ち止まって現在の状況を振り返ってみましょう。

取り返しがつかなくなる前に、冷静に

仕事で大きなミスをしてしまったり、上司に怒られたり、上手くいかないことが続くと「辞めたいな……」という気持ちが大きくなることがあります。

時には感情的に「もうこんな会社辞めてやる!」と叫びたくなることも。しかし、自分の感情のおもむくままに、その場で「会社辞めます」宣言をしたり、退職願を書いたりすると、その時点でもう後戻りはできなくなってしまいます。

感情が爆発しそうになったら、気持ちの切り替えが必要です。少しの時間でいいので、ひとりになって一度冷静に考え直しましょう。「いつでも辞めることはできる」と自分に言い聞かせることで、実際には大したことではなかったと思える場合もあります。

不満がないのに転職したい人も、ちょっと待って!

仕事内容にも人間関係にも不満はないけれど、何か物足りないから転職してみようかと感じている人も、焦って退職するのは待ちましょう。

「女性の転職は30歳まで」、「35歳限界説」など年齢が上がるほど女性の転職はハードルが上がると言われています。その前に今の退屈な職場から抜け出して、新しい職場でイキイキと働いてみたいと思うかもしれません。しかし、本当に現在の職場は魅力のない場所なのでしょうか?

周りの友人の転職話や、辞めた同期が新しい職場で仕事をしている様子を聞いて自分も転職してみたいと漠然と考えることもあるでしょう。しかし、今の職場に何か特別大きな不満が無いということは、裏を返せばそれだけ恵まれた環境でもあるということです。いざ転職してみると、そこは自分が夢に描いた理想の職場とは異なるかもしれません。そればかりか、退職してしまった職場と比べて後悔することだって考えられます。

もし現在の状況がマンネリで何か面白くない、もっと成長したいと考えるのであれば社内で部署異動の希望を出してみたり、他にできる仕事がないか周囲に相談してみましょう。また、スキルアップできる資格の勉強を始める、会社以外で何か習い事や趣味を見つけて日々を充実させるという方法もあります。

退職したいと思ったら

退職したいと思う理由はそれぞれあると思います。

一度自分の状況を振り返ってみましょうと紹介してきましたが、それでもやっぱり退職したいという気持ちが強ければ、退職願を出すより前に、できれば次の就職先を見つけておきましょう。

仕事をしながらの転職活動は時間的にも体力的にも大変ですが、自己都合で退職すると失業給付金の支給まで4ヶ月かかり、その間のアルバイトもできません。”企業によっては、退職申請から退職までに数ヶ月かかることもありますので、転職活動を始める前に確認しておきましょう。すぐに再就職が決まるとも限らないので、金銭的な面を考慮すると転職準備は慎重に行うに越した事はないでしょう。

また、業界や業種によっては福利厚生によって研修制度が充実している仕事も少なくないため、転職の際にスキル不足を感じても働きながら学ぶことも可能です。とくに、理系や研究職に関しては顕著なので、仕事探しの際に参考にしてみるのもいいでしょう。

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