東京スカイツリー

高機能な電波塔として計画された東京スカイツリー

HAW980_minkatoskytree-thumb-815xauto-16679
電波塔として使われてきた東京タワーに代わり作られたのが、墨田区押上にある東京スカイツリーです。
周辺設備まで含め、観光地化するように開発が進められてきており、全部まとめて東京スカイツリータウンとよばれています。

東京タワーは、電波塔として重要な設備であることは変わりませんが、ビルが乱立するようになり、電波がうまく届かないことが出てきていたのです。
そこで、問題低減を狙って建設されたのが東京スカイツリーであるといえるでしょう。
事業主体は東武鉄道が持っており、ワンセグやマルチメディア包装まで対応しているところが特徴です。

建築技術の進化によって

東京スカイツリーは、2008年7月より、3年半をかけて2012年2月に出来上がりました。
東京タワーの様に、展望台としても開業したのです。

高さとしては、東京タワーをはるかに上回る634mですが、敷地として面積ははるかに小さいものになりました。
東京タワーを見ると、裾が大きく広がっているのが特徴です。
これは、まだ建築技術がそこまで追いついておらず、構造的にも広げなければ耐えることができませんでした。

ところが、現在では、もっと少ない面積で建てられるようになり、高さも倍近くまで伸ばすことができたのです。
これも建築技術の進歩ですが、それだけ強度を持った鋼材を作ることができるようになったともいえるでしょう。

その変わった建築方法の一つとして、地上では正三角形になっているのに、上方に行けばいくほど丸みが出て円形になるという点があります。
非常に特徴的なデザインになっていますが、こうした意匠的な部分まで取り入れることができるようになったのも、大きな進歩であるといえるでしょう。

最高の景色が待っている展望台

東京スカイツリーは、電波塔としてだけではなく、展望台としてもかなりの景色を見ることができます。
第1展望台と第2展望台に分かれており、天候の問題や地震があった時は閉鎖されることになっているのです。

第2展望台は、展望回廊になっており、別チケットを購入しなければいくことができません。
ですが、360度見渡せるようになっている景色は素晴らしく、今まで見ることができなかった風景を感じることができるのです。
一度上がってみると、二度と忘れることができないほどの風景が待っていますので、東京スカイツリーに訪れた際には行ってみる価値があるでしょう。